生地について

柄・素材

・エンブロイダリーレース:

刺繍レースのこと。基布になる織物に穴をあけ、その周囲を刺繍でかがったもの。
レースカーテンに多く用いられる。

・オーガンジー:

空気に色をつけたような透明感のある薄手の生地。主にレースなどの素材として多く使用されている。

・ケースメント:

太い糸で、網の目状に織られた生地。
ざっくりとした質感が特徴。

・ボイル:

平織り薄手レース生地の総称。

・ギンガムチェック:

格子柄の織りや、プリントの生地。

・サテン:

朱子織の光沢のある生地の総称。

・ジャガード:

フランス人発明家のジャカール(Joseph Marie Jacquard)が考案した織機、ジャカード織機(しょっき/おりき)を使用して製作された織物のことを言います。デザインがプリントされた生地ではなく、デザインが生地に織り込まれている生地です。正しくは、「ジャカード」Jacquardと発音しますが、日本語ではジャガードと一般的に呼ばれています。

・ジャージー:

ジャージ。反物状に編まれたニット生地、またはニット生地の総称で、織物と同じように裁断・縫製するもの。

・シャンタン:

シルクのように、生地表面にネプが表れ独特の風合いを持つ生地。
ポリエステル素材が多く用いられる。

・ジョーゼット:

やわらかくしなやかな薄手の生地。

・タフタ:

玉虫色の光沢が特徴で、多種発色の綺麗な生地。

・ダマスク:

織り方と、シリアのダマスクで多く作られていたことから名づけられた呼称。ダマスク織り、ダマスク柄などと呼ばれる。

・チンツ:

元は、綿平織りで表面に光沢のある艶が現れるのが特徴。
現在は、化繊の生地も多い。

・トレビラ:

難燃ポリエステルの商標。
施設やマンション・一般住宅で指定が多く、国内の流通が広まっている。

・平織り:

縦糸と横糸を交互に交差するもっとも単純な織り方。

・風通織:

表と裏との、二重織り。生地が2枚重なるので、独特の模様と生地感が特徴。

・ベルベット:

細かいパイル織り。光沢感やボリューム感が出るので高級感のある空間によく用いられる。

・パイル織り:

縦糸・横糸とパイル糸を同時に織り込んだ織物。

・西陣織物:

西陣跡地(京都市上京区)で始まった高級織物の総称。
西陣とは応仁の乱の際、西軍の陣営が置かれた地域。

柄・素材

・アクリル:

ウールに似せて作られた化繊。吸収性が低く乾きが早い。耐久性があり皺(シワ)になりにくい。帯電しやすく毛玉が出来やすい。
水洗いに向いている。

・麻:

亜麻から生成する植物繊維。糸や布のことをリネンという。
強度は綿の2倍。皺(シワ)になりやすく、縮みやすい。

・アセテート:

コットンリンターやパルプなどから作る化学繊維。染色性・ドレープ性がるが強度が無く、混紡で使う場合が多い。

・絹:

蚕から作られる繊維。昔は日本でも多く作られた。対光性が弱いが、色、手触り、ドレープが美しい。

・ポリエステル:

石油系合成繊維。光・水・湿度などに対する強度ありドレープ性に富む。汚れは落ちにくい。帯電性がある。

・綿:

綿の種子から生成した繊維。保湿性・吸湿性・耐磨耗性・耐熱性に優れる。シワ・カビ・光劣化の欠点もある。

・レーヨン:

ビスコースからつくったレーヨン。単にレーヨンともいう。
パルプを主原料とした繊維。柔らかな素材感が特徴。吸湿性が高く、シワになり縮みやすい。磨耗性にも劣る。

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