カーテンの採寸方法に関する基礎知識
お部屋のインテリアとして大きな範囲を占めるカーテンは、しっかり窓のサイズに合っていることが素敵に整う必須条件です。しかし、実際に取り付けてみるとサイズが若干違っていたという経験をした方もいらっしゃるでしょう。こちらではカーテンの採寸方法に関する基礎知識をご紹介しますので、お仕立て時やオーダーする際にお役立てください。
◯ カーテン幅
カーテンを設置するために必要なカーテンレールは、一般的によく見かけるアルミや樹脂製の「機能レール」と、デザイン性・素材などを重視した「装飾レール」の2種類があります。採寸する時は、はじめにどのタイプのレールを使用しているか確認しましょう。
機能レールの場合、両側のキャップについているリングから反対側のリングまでの長さを測ります。装飾レールの場合には、ポールの長さのみを測ってください。測った長さの1.03倍~1.05培に少しゆとりをつけた長さが、カーテン幅の寸法になります。
◯ カーテン丈
カーテン幅の次は丈を測りましょう。フックカーテンの場合は、カーテンレールのランナーから下の長さを測り、アイレット(ハトメ)カーテンの場合には、ハトメ上部からお好みの長さまで測ります。一般的には、掃きだし窓はランナーから床までの長さを1cm上げ、腰窓はランナーから窓枠下までの長さを15~20cm上げて作ることが多いです。
ただ、ポリエステルのように寸法変化がほとんどないカーテン生地でしたら、上記で紹介した丈で良いのですが、コットン(綿)やリネン(麻)、シルク(絹)などの天然素材でカーテンを注文なさる場合は、湿度に影響されやすいため、最初から10cmほど床に付くよう仕立てることをおすすめする場合もあります。
◯ カーテンの開き方とフックの選び方
次はカーテンを両開きにするか片開きにするかを決めます。この時に注意したいのが、レールがポールタイプでリングランナーの場合です。中央にブラケットがあると、カーテン1枚で開閉する片開きでは製作ができないため、必ず両開きで注文してください。
そして最後に、レールのタイプや取り付け方によるフックの選択です。レールを見せるAフック(天井付け)と、レールを隠すBフック(正面付け)があります。装飾レールはレールそのものに装飾性があるためAフックを用い、機能レールはレールを見せないBフックを用いるなど、それぞれのタイプに合わせて決めましょう。
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