フランス、エリゼ宮やオペラ座・ガルニエ宮の内装をはじめ、EU本部、Hotel Ritz、シャネル、ディオール、ルイ・ヴィトンなど、多くのハイブランドのブティック家具を手がけるフランス最高峰家具メーカー「Henryot&Cie」。日本では迎賓館赤坂離宮、ラデュレ銀座店の内装などを担当し、全ての家具は、フランス人職人による手仕事が生きた家具となります。
全ての始まりは、リフォル=ル=グラン(Liffol-le-Grand)のラテン語名「Lucus Fagus」(意味:聖なるブナの森)のガロ・ローマ文化から始まりました。ブナの木は、19世紀の工業時代の到来まで、多くの職人が住むこの地域(北フランス)で何世紀にもわたって使われてきました。あのジャンヌ・ダルクが使用したと言われている紡ぎ車 も、15世紀、このリフォル=ル=グランの町で作られたと言われています。
1867年、クレメント・アンリオ氏は、コンパニオンと呼ばれる20名のフランス人椅子職人を集め、椅子の製造工場を設立しました。そして、当時は、木を捻らせたような外観のアンリ4世様式の家具が主に製造され、ナポレオン3世の時代後は、18世紀のクラシック家具の様式を主に製造し始めた。
その後、クレメント・アンリオ氏の孫、ルイ・アンリオ氏が後を同社のあとを引き継ぎ、パリのサン・アントニオ郊外の職人の方々の協力を得ながら、アンティークでクラシックな豪華なモデルを展開していきました。
1930年、当時最も有名で、最も巨大な豪華客船「ノルマンディー」などの製造を手かけ始め、1945年には、アンドレ・アンリオ氏の指揮の元、40名の職人が当時の工場で働いていました。その高度で芸術的な職人の手仕事に、年々、オーダー数も増えていき、1954年、社名を「Henryot & Cie -Style and Comfort」へと変更。
現在でも、創業者であるルイ・アンリオ氏の直系の子孫が同社を指揮し、フランスで初めての高級クラシック家具メーカーとして、世界最高峰の家具メーカーとしての地位を確立しています。
Henryotブランドは、現在、本物のフランスの伝統を伝承する芸術的な家具を作り出すメーカーとして、本物を求める世界中のみなさまより、ご愛用いただいております。
ラグジュアリー高級
フランス、ヴォージュにあるリフォル=ル=グラン(Liffol-le-Grand)で設立された椅子メーカー 「Henryot & Cie(アンリオ社)」は、現在、4世代も続き、高級家具師、彫刻師、装飾師の技術やノウハウを伝承し続けています。そして、現在でも創業当時のインスピレーションで、職人の方々が1つ1つ丁寧に家具を製造し続けています。
製造と復元技術の専門家である彼らは、当時と同じ技法を用い、細部に至るまで厳格にその当時の工程を守り続けます。過去を旅することで、当時の文化や思想を理解し、また彼らがモダンスタイルの家具を新たに作る際に、家具により豊かな表現力をプラスしてくれます。使う道具が変わっても、アンリオ社の職人のスピリットは、当時のまま色褪せることなく現在も脈々と受け継がれています。それが、フランスの本物の物作りに携わる方々の基盤なのです。
仕事にかけるプライド
中世フランスのものづくりに携わる職人の方々が持っていたプライドを、我々は知っています。その手に込めれてた、魂に込められた、深く強い職人としてのプライド。全てにおいて完璧を求め、美しいバランス、そして細部にまで妥協することないこだわり。その全てが、完璧の限界を押し上げ、より力強い芸術が生まれることを我々は知っています。
私が幼少時代から見てきたアンリオ社の椅子には、その手、その心に、古く、フランスの美しい大聖堂を作った職人たちと全く同じスピリットを感じられます。
椅子というものは、完璧でなければなりません。お客様の為に、鑑識家の為に、上司の為に完璧に仕上げるのではないのです。自分の為に、職人は完璧を追求するのです。
人生の真の伝統であり、自分との戦い中から築かれた物語、そしてそれは絶対的なものであり、その誇りがこの完璧な椅子を作り出すのです。
アンリオ社の家具は、あなたの目に見えない内部まで、外観同様、完璧に仕上げられています。それが、大聖堂を作る上での原則でもあったからです。
※D&T FRANCEは、フランス国宝企業Henryot & Cieの日本総代理店となります。
商品詳細、ご質問等につきましては、当社にて承らせていただきますので、
Henryot & Cieへの直接のご連絡はご遠慮ください。
お問い合わせは、こちらまで(Email: info@dt-france.com / TEL: 042-686-2456)。